LP(ランディングページ)について⁑2024.9.16
最近教会のホームページに「LP(ランディングページ)」という形式のものが流行しているそうですが、どんなものなんですか?
ご質問ありがとうございます。
確かに教会サイトの最近の流行でLPというものがあります。簡単に言えば「トップページのたった一ページで構成されたWEBサイト」のことです。本来この手法はある「特定商品を販売する為」に生み出された形式です。「一ページで完結させる」目的の為に、商品の特徴や販売方法などを一気に盛り込んでいるので、だいぶ下まで続く長文になってしまう訳です。
教会として利用する場合は、一つの特別行事に特化して公開するのには向いていますが、いろいろな側面を紹介しなければならない教会サイトとしては不向きと言えます。様々な訴求内容をリアルタイムに広告する必要のあるNPO団体やクリスチャングループにも同様なことが言えます。
以下にデメリットだけをリストアップしてみますね。
更に詳しく知りたい方には以下のサイトがとても参考になります。
LP(ランディングページ)とは?メリットやデメリット
❶直帰率が高い・・・直帰率とは、最初に見たページから別ページに移動することなく、そのサイトから離脱することを言います。ランディングページは基本的に独立した単一ページです。別ページに移動するためのリンクを設置していることは、ほぼありません。つまり、通常のWebサイトのように「別のWEBページや別のコンテンツに誘導して時間を掛けて閲覧させる」という目的がないのです。そのため、ランディングページで紹介している内容に興味が湧かない訪問者はすぐに離脱してしまうのです。つまり直帰率が高くなってしまいます。もっと簡単に言えば「何よりも知りたい情報を長文の中から探すという面倒な作業が訪問者につきまとうということです。ランディングページという形式では「画像や動画によるインパクト」を重視しなければなりません。ところが逆に、これが訪問者にブレーキを掛ける結果とことなっています。
❷SEO対策は親和性が低い=検索エンジン上位表示が期待できない・・・目につく「看板」としての要素で構成され、新着情報の掲示がおろそかになっているランディングページの場合、GoogleやYahooなどの検索エンジン(機械検索)は「変化がないページ」と見なすことが多く、そのため検索結果に上位表示に上がってきません。これは一般のWEBサイトでも言えることです。ランディングページでは構成上、「限定した個所に新着情報を貼り付けている」ので、訪問者も変化がないWEBサイトと見なしてしまい次回からのアクセスに躊躇してしまうのです。
SHLラボが推奨しているWEBサイトの形式は「ブログ型」です。訴求内容が①直近している②重要度が高い順にブログの様に掲載されている形式のことです。これならLPのデメリット①②を十分にカバーできます。