WEBサイト(ホームページ)の必要性(第一話)

今改めてキリスト教会にホームページの必要性を問います。このページでは架空の人物たちによる座談会形式でその課題を解いていきます。最後までお付き合い下さい。

伊井友

私技術総括担当の伊井友(いいとも)です。よろしくお願いします。
今日は二人の牧師先生にお越しいただいてホームページのご相談を承る日です。久能(くのう)先生。小松田(こまつだ)先生、どうぞよろしくお願いします。ご自由にご発言願います。

久能

私が口火を切るわね。時代に乗り遅れていると十分自覚しています。・・・私たちの教会もそろそろホームページが必要になって来たかと思うんだけど。・・・でもね。「ホームページ」ってあまり効果がないんじゃないかと思う時があるのね。・・・まだまだ、チラシ配布の方が効果があるんじゃないかしら?

伊井友

久能先生。先生の御心配ですが、多くの牧師先生方もそうお感じになっていらっしゃるようですね。今までのご相談内容の大半がこうした内容でしたね。
お歳のことを言って大変申し訳ないのですが。久能先生は60代ですね。50代以上の先生方は紙ベース世代ですから、インターネットの世界になかなか馴染めていないのはよく理解できるのです。この「馴染みがない」「不慣れ」というのが、ホームページに対する疑念が生まれる最大要因なのです。40代以下の世代はインターネットの方が紙ベースより馴染みが深い、さらに最近では、60代以上の年配の方々もスマホを持ち歩き、スマホ検索を積極的にするようになっている時代です。時代は確かに変わってきています。

良海

お話に割り込んですみません。同じく技術部門担当の良海(りょうかい)です。残念な事実ですが、新興宗教や日本古来の宗教界の方がキリスト教界隈よりずっとホームページ活用が当たり前になっている事実があるんですよ。話題になっている例の新興宗教もホームページを利用して若者世代にアプローチしてそれなりに成功していますし、お寺さんや神社さんの中にはホームページを活用して参拝客が倍増しているケースもあるくらいなんです。私群馬出身ですが、同級生の男の子からこんな話を聞いてます。群馬県東部にある某寺院ではドローンを飛ばしてプロモーション動画を作成し、ホームページに掲載したところ、それを契機に大型バスで参拝客が来るようになったとか聞いてます。

久能

言われてみれば確かにそうね。私もその動画見たことあるわよ。「きれいなお寺!話のネタに一度は行ってみたいわね」と思ったわ。だけど、・・・私の知ってる牧師さんからなんだけど。ホームページを開設したけどアクセス数はほぼ1桁。イベント案内を掲載しても集まりの悪いこと・・・。これって反応がないという証じゃないかしら・・・・?

頑張

お話に割り込んですみません。広報担当の頑張(がんば)です。久能先生のご心配もごもっともだと思います。生意気なことを言ってしまいますが、現在のキリスト教会のホームページは「大手デパートのショーウィンドウ」状態なのです。大半の方は「ショーウィンドウ」の煌びやかさに一瞬立ち止まっては見るものの、デパートの中に入ろうとしないじゃないですか。「高級すぎて私には関係ないわ」と思っている方が多いんじゃないでしょうか。この「ショーウィンドウ」に何十万・何百万円かけているわけですね。残念ながら、今のキリスト教会の広報活動はこれと似たり寄ったりなところがあるんです。何十万円もつぎ込んでイベントをする時もありますね。でもそのイベント、本当にその地域の方々の必要性を汲んでいるのでしょうか。キリスト教会のホームページも然りです。失礼な言い方になりますが、「見た目重視の大袈裟な看板としてのホームページ作りに偏り過ぎ」ていないでしょうか?「教会ってどんなことをしている所」「クリスチャンっていつも何をしているの?何を考えているの?」という具体的な様子がホームページに記載されていないんですね。「教会の外見は見えても中身が一向に見えてこない」これがキリスト教会のホームページの現況ではないでしょうか。これではいよいよ「教会は社会から遊離した存在」としか見えなくなってしまうのは当然だと思うのです。これではホームページがかえって逆効果になっているとは言えないでしょうか?

小松田

おいおい、ポンポン言うね。頑張君。ちょっと過激だね。・・・うん、でも確かにそうだ。・・・力の入れ方が何か間違っているって感じる時もあるよ。・・・じゃあ、キリスト教会のホームページに具体的に何が欠けているのか説明してみてよ!

伊井友

白熱してきましたね。ここでちょっとティータイムしましょうか。

第二話へつづく

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