WEBサイト(ホームページ)の必要性(第二話)

今改めてキリスト教会にホームページの必要性を問います。このページでは架空の人物たちによる座談会形式でその課題を解いていきます。前回は現在の教会等のWEBサイト(ホームページ)における課題を取り上げてみました。今回は金銭面やマンパワーに話が発展してます。

明朗

会計担当の明朗(めいろう)です。 よく「コスパがいい」とか「コスパが悪い」とか使う場合があります。 「コスパ」とは「コストパフォーマンス(cost performance)の略で、費用対効果のことを指しています。 支払った金額に対してお得感があるなら「コスパが良い」、支払った金額に対して割高であると感じる場合は「コスパが悪い」というように、自分が支払った費用に対する効率を表す言葉なのですね。 WEBサイト(ホームページ)ってあまり「コスパ」を考えないで丸投げされるケースが多いと聞いています。 私栃木県出身なのですが、仕事柄、学校のWEBサイト事情を小耳に挟むことがあります。 義務教育の公立小中学では、サイト制作の先生が同校にいらっしゃって、公的機関のサーバー上に作成し運営しているので、経費は掛かりません。 但し、その担当の先生が転勤されると途端にサイトの更新が滞るみたいですね。 公立の義務教育学校に限って言えば「コスパ」とは無関係ですね。
ところが、私立学校ではWEBサイト制作を外部委託するケースがほとんどです。 厳重なセキュリティー対策も必要なので素人では難しいと思います。外部委託も当然と言えば当然ですね。私が聞いた栃木県のある私立高校では、初期費用に200万円、月々の管理運営費は2万円。年間24万円ということです。この私立学校の公式サイトデザインも中身もとても参考になるので結構頻繁にアクセスしています。 アクセスしている最中に気が付いたことがあったんです。それは「入試シーズン直前・学校見学会直前」での更新は結構見かけるんですが、シーズンオフになるとほぼ更新がないんです。これを考えると「超コスパ悪(わる)」と思えるのですが。・・・この私立高校は定員割れしたことがなく結構人気があることからすると、WEBサイトの制作費関しては「コスパが良い」のかもしれません。 これを教員が公立学校の様に「仕事の片手間で作成」していたら、果たしてこんな効果が出ていたでしょうか。 WEBサイト制作の専門家だからこそ狙いを定めた費用対効果を的確に打ち出せる策を持っているのでしょうね

小松田

そう言えば、私の地元の福祉施設の施設長からこんな話も聞いたことがあるよ。 その施設で使用している大手事務機販売店が、「施設職員の方でも簡単に作成運営できるホームページ作成ソフトはいかがですか」と売り込んできたので初めてホームページ作成に興味をもったそうだよ。 若手の職員に聞いたら「施設長。ホームページにお金なんてかける必要ありませんよ。 SNSで十分ですよ。 あるいは無料のホームページがあるじゃありませんか?」と即答されたとか。 「じゃあ、〇〇さん、お願いできる」とお願いしたところ「いや、僕にはそんなセンスもないし」と丁重に断られたそうだよ。 結局事務機販売店のソフトを購入したとか。 ところが、どの職員も現場の仕事で忙しくて、立ち上げたものの、結局会計事務員さんが兼務することになったのだけど、更新作業がほぼできなかったということ聞いてるよ。 結局マンパワーが必要なわけだね

良海

小松田先生。以前地元群馬の福祉事業所の方からWEBサイト作成のご相談を受けたことがあり、同様な話をされてました。
その福祉事業所の方が顧問の行政書士さんに相談したところこんな回答だったそうです。
「県や国のポータルサイト(施設紹介サイト)は『ホームページ』を推奨してます。SNSと連携したホームページはOKですが、SNS単体では受け付けてくれません。さらに無料のホームページは個人的に勧められません。他企業の広告バナーが付いていたり、同一サービスで作ったとみられる公序良俗に反するサイト、例えば「詐欺のフィッシングサイトやアダルトサイトや闇バイト勧誘サイト」が存在する場合もありますからね。」

伊井友

今までの話をまとめるとこう言うことでしょうか。
WEBサイト(ホームページ)制作は
「闇雲に高くては手が出せない」
「結局マンパワー(人力)が必要」
「ただより高いものはない」となりますかね

久能

教会もそのポイントよね。 高齢化が進む教会はIT弱者が多いものね。 外部委託も仕方ないわね。 必要なのはコスパとマンパワーね・・・?

第三話へつづく

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